天井のキズを補修したほうが良い場合

賃貸物件の一戸建ての場合、木造建築は天井のコンディションに常に注意しましょう。天井に新しくキズが発生した場合は、表面的なものばかりではありません。亀裂の表面がキズに見えている場合があるからです。木造建築の一戸建ては、天井の亀裂は雨漏り被害の危険性があります。

天井の亀裂は迅速に補修をしてもらったほうが良い案件です。まずは不動産管理会社に電話で報告しましょう。電話で報告を受けた担当者の氏名を聞いておくことも大切です。天井のキズは写真に撮影しておくと、日時の記録にもなります。

雨漏りといっても、いきなり天井から水滴が落下してくるわけではありません。屋根から雨が侵入してきても、天井で遮断できるからです。しかし天井板に亀裂が発生していると、亀裂から水が落下してしまいます。湿度が高くなりますのでカビが生えやすくなり、害虫が繁殖しやすい環境になってしまいます。

天井のキズそのものが深刻と言うよりも、二次被害が重要です。不動産会社が工務店を手配してくれた場合は、必ず立ち会うようにしましょう。補修にはシリコン樹脂が使用されることが多いので、換気するタイミングを教えてもらうためです。シリコン樹脂や接着剤は、乾燥して固まるまでに時間がかかり、匂いがします。

どのくらいの時間で固まるのかが分かれば、部屋を閉め切っておき、補修された箇所が乾燥して固まった頃合をみて、換気を行います。気温差や湿度差が木材の伸縮を加速させて亀裂に至る場合もありますので、天井のキズは雨漏り被害のバロメーターにもなります。早めの処置で雨漏りによる室内への水漏れを軽減したり抑止したりできます。

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