柱のキズを補修するコツ

賃貸一戸建てに入居していて、柱にキズをつけてしまったときは、退去するまでの間に補修しておきましょう。基本的に住宅の構造体である柱と梁は、交換が容易ではありません。賃貸一戸建ては入居者の判断だけでリフォームを行うこともできません。しかし柱にキズをつけたままにしておいて、退去時に原状回復義務の範囲内であると指摘されてしまうと、工事費が掛かってしまいます。

敷金から工事費は差し引かれますが、柱の補修は高額です。可能であれば工務店やホームセンターに行って、一戸建てに使用されることの多い木材に関して相談してみましょう。子供の身長に合わせて柱にキズをつけてしまった場合は、ペンなどの色が付着している部分を削り取ります。削り取ることで色が消えたら、溝のように凹んでしまっている部分に、シリコン樹脂を埋め込みます。

シリコン樹脂は接着剤のようなものですから、乾燥すると固くなります。乾燥して固まったのを確認してから、柱の表面に合わせて水平に削ります。出っ張って固まってしまっているシリコン樹脂を削ることで、柱のキズの凹みは補修され、表面が均一な平面に仕上がります。木工用ボンドでも可能です。

賃貸一戸建ての柱についてしまったキズを補修するときは、存在そのものを消そうとするのではなく、柱の表面を触ったときに水平で滑らかに仕上げるのがポイントです。不動産管理会社の担当者が原状回復のために観察したときに、実際に指先で触ってみて、ざらつきや凹みがなく平らであれば問題ありません。天然木でなく集成材の場合は、ニスを塗装して仕上げておくと効果的です。

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