外壁のキズを補修する場合の基礎知識

外壁は長年建物の外で雨風や紫外線に耐えながら建物を守っています。そのため、外壁自体はかなり頑丈に作られています。ですが、10年、15年と経過するとキズができてしまいます。そのキズは放っておくとそこから雨水が侵入して壁の内部に入り込んでしまいます。

そうすると、壁の内部にある断熱材や柱などにカビが発生して不潔な環境になります。壁の中にカビが生えた家に住みたいという人が果たしてどれほどいるでしょうか。そして、最悪な場合には、シロアリが発生して基礎の部分をやられてしまい、耐震性が弱まり、強い地震が来たときに耐えられなくなるのです。実際に1995年に起こった阪神淡路大震災で倒壊した木造住宅や8割は近くはシロアリにやられていたのです。

そうならないためにもキズはできるだけ早く補修をしておく必要があります。キズの補修は細かいものであれば自分でホームセンターへ行って補修用の道具を買ってきて補修すればよいのですが、大きなひび割れなどの場合には直したつもりでも数ヶ月もするとまたひび割れができてしまうことがあります。そのような結果を考えると業者に任せた方がいいでしょう。業者に任せると外壁全体の点検をしてくれ、ほかに補修箇所がないかの確認もしてくれます。

点検は無料で行ってくれるところもありますが、基本的に外壁塗装をセットの場合もありますので、10年以上外壁塗装をしていない場合には無料点検をしてもらい、キズもなおして、ついでに外壁塗装をしてもらってもいいでしょう。

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